日中戦争は日本弱体化を目的に欧米列強によって仕掛けられた罠
「日中戦争」と聞くと、日本と中国だけで戦ったように思ってしまします。
しかし、裏ではソビエトやアメリカの暗躍がありました。
なぜソビエトとアメリカが日中戦争にからんでいたかというと、日本を潰して手付かずの大地である満州の利権を手に入れたかったからです。
世界の国々を武力で制圧してきたのと同じように、満州も植民地支配したかったのです。1930年代の世界地図を見ると、白人が支配していない場所は極東だけでした。
しかし、極東には日本がいました。
日露戦争で勝利した日本は、有色人種で唯一の一等国となり、強国として名を馳せていました。
ソビエトとアメリカやイギリスなどの白人国家は、この日本をなんとかして屈服させて、世界植民地支配体制を築き上げたかったのです。
世界を支配するのは優秀な白人でなければならない。それを実現するためには、極東アジアで台頭してきた日本を潰さなければならない。
この思惑が「日中戦争」を引き起こしたのです。
白人が世界支配を完成させるために残った最後の場所が、満州、中国、朝鮮、日本、だったのです。
もし極東に日本がなかったら、現在の世界は白人至上主義の世界になっていたに違いありません。冷酷で残虐な白人が支配した世界・・・。
南アメリカ、北アメリカ、アフリカ、オーストラリア、中東、インド、東南アジア、これらの場所で白人たちがやってきた残虐行為、それは想像を絶する凄まじさです。同じ人間なのか?と疑ってしまうほどの残酷さです。
そんな白人が支配する世界、考えただけでも恐ろしくて寒気がします。
大東亜戦争(1)日中戦争
1930年代、中国大陸にはたくさんの外国人がいました。
外国人が犯罪の被害にあっても、中国の政府は、全然守ってくれませんでした。
そこで、中国で生活している自国民の安全を守るために、それぞれの国で、軍隊を派遣していました。
日本も同じです。
1937年7月、日本軍は、中国共産党(代表 毛沢東)のしかけた罠にはまり、中国国民党(代表 蒋介石)との戦いが始まりました。これを「盧溝橋事件」といいます。
この頃の中国大陸は、日本と国民党を戦わせ、両方の力を弱めることでした。これは、ソビエト(現在のロシア)共産党からの指令でもありました。「日本と国民党を戦うように仕向けなさい」と。そして、中国に共産党の生ちょくを広めようとしていたのです。
日本は、大きな戦いにはしたくありませんでした。しかし、共産党が次々としかけてくる罠に気付かずに、戦いは深みにはまってしまいました。
いっきに終わらせたい日本は、国民党を追い詰めます。しかし、日本に攻められて、くたくたのはずの国民党は、なかなか停戦しません。
なぜだかわかりますか。
なんと、国民党には手助けする国があったのです。アメリカ、イギリス、ソ連などです。戦いに必要なものを、国民党に支援していました。
中でもアメリカは、中国という大きな市場で、自分たちの国の利益をあげようとたくらんでいました。じゃまになっていたのが日本です。国民党を助け、日本を追い出せば、自分たちに有利になると考えていました。
もうひとつ、深みにはまった理由があるのです。
なんと、日本の国内に共産党のスパイがいたのです。しかも、近衛文麿総理大臣の側近でした。戦いを続けるようにアドバイスしていたのです。もちろん、ソビエト共産党の指示です。
こうして、日本は広い、広い中国大陸で、いつ終わるかわからない泥沼の戦いに入り込んでしまいました。
これを「日中戦争」(1937年)といいます。
この戦争の浦では、アメリカとソビエトの二つの大国の野望が働いていたのでした。
引用 奇跡の国ニッポン