日本の武士道を表す7つの言葉 「仁」(2/6)

武士道 仁

新渡戸稲造は、武士道を7つの言葉で表しました。

義、勇、仁、礼、誠、名誉、忠義です。

ここでは、「」についてです。

「仁」とは、思いやりを表す漢字と言えると思います。

 

東日本大震災で助け合った日本人

東日本大震災において、日本人は「仁」の心で人々を支え、そして助け合いました

町は津波で破壊され、家はなくなり、水や食べ物にも困る状況でした。

外国で大地震や津波が発生すると、必ず略奪や強盗などの不正が横行します。アメリカのハリケーン被害や、ヨーロッパの大洪水でもそうでした。

みんな水や食べ物を確保するための必死の行動なのでしょう。

みんな生き延びたいのです。

しかし、日本は違いました

限りある水や食料や物資が、みんなに行き届くように、被災者の方たち自らが必要最小限で耐えたのです。

また、お店の品物を勝手に持っていくようなこともありませんでした

列に並んで、秩序正しく行動していたのです。大人も子供もです。

救助に駆けつけてくれた外国人レスキュー隊にも食べ物をゆずっていたそうです!

未曾有の大災害が起こっても、日本人は秩序正しく冷静に対応していたのです

 

外国人ジャーナリスト達は、これについて驚きをもって報道しました

「日本人は全員が神なのか?」

「感動させられた、言葉が出ない」

「日本には学ぶべきことが多くある」

 

このように大絶賛されていたのです。

同じ日本人でも感動させられたのではないでしょうか?

東日本大震災では多くの犠牲者が出ましたが、同時に、

日本人が日本人であると目覚めさせられた瞬間であったのかもしれません

日本は、神道の国であり、武士道の国なのです。

 

(2)仁

さて、「勇」で述べられている強さだけでは、立派な武士とはいえませんでした。そこで、大事にされた言葉が、「仁」です。

意味は、愛、広い心、哀れみの心、やさしさです。人間の魂が持つあらゆる性質の中の、最も気高いものとされてきたそうです。

天皇は、武士よりもずっと身分が高いのですが、天皇やその候補者には「仁」の字がついています。

明治天皇は陸仁(むつひと)、大正天皇は嘉仁(よしひと)、昭和天皇は裕仁(ひろひと)、現在の天皇は明仁(あきひと)です。また、皇太子様は徳仁(なるひと)、秋篠宮様は文仁(ふみひと)、そのお子様は、悠仁(ひさひと)です。

きっと、国をうまく治めるのには「仁」の心が大切だという意味で、この字をつけているのでしょう。

しかし、サムライのやさしさは、義や勇の上に成り立ったものでなければ、意味がない。ただやさしいだけのものではだめなのです。

「武士の情け」という有名な言葉も、この仁から来ています。

弱いもの、負けたものに対して、思いやる。この気持ちが大切です。
第三章、日露戦争の「水師営の会見」で、乃木将軍が敵のステッセル将軍に「武士の情け」をかけた話はしました。

乃木将軍だけではありません。捕虜になって日本に来たロシア兵に日本人はとても親切にしたのでした。一般国民にも武士の情けがしみわたっていた証拠です。

引用 奇跡の国ニッポン

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ

ライブチャットの女性